【不定詞の名詞的用法】本質から理解する完全ガイド|例文つき

高校文法

この記事では、不定詞【名詞的用法】について解説しています。
不定詞の他事項についてお探しの方は以下のリンクよりご覧ください!

不定詞とは何か?

不定詞【形容詞的用法】について

不定詞【副詞的用法】について

不定詞(to + 動詞の原形)の名詞的用法は
「〜すること」という意味が基本としてありますが
それ以外にも、

  • 主語になる不定詞
  • 形式主語 it とセットになる不定詞
  • 動詞の目的語になる不定詞
  • 補語になる不定詞
  • 動詞+目的語+to不定詞(want 人 to do など)
  • 疑問詞+to不定詞(what to do など)

と、さまざまな種類があります。

この記事では、
「名詞的用法=〜すること」から一歩進んで
「文の中でどう働いているのか」
まで見えるようにすることをゴールにします。

【定義】名詞的用法とは?

名詞的用法の不定詞
= to + 動詞の原形 が 「〜すること」 という名詞の働きをするもの。

名詞の働きとは、

  • 主語(S)
  • 目的語(O)
  • 補語(C)

になることです。

例:
To study English is fun.
→ 英語を勉強することは楽しい。

ここで To study English は「英語を勉強すること」という
名詞のかたまりになっていて、文の主語(S)になっています。

文構造:
S = To study English
V = is
C = fun

名詞的用法①:主語になる不定詞

基本形:To + 動詞の原形 が文頭に来るパターン

例文:
To read books is interesting.
→ 本を読むことはおもしろい。

To get up early is hard for me.
→ 早起きすることは私には大変だ。

To learn a new language takes time.
→ 新しい言語を学ぶことには時間がかかる。

ポイント:

  • 日本語にするときは「〜すること」と訳すと自然。
  • 文頭に長い 不定詞を置くのは不自然とされています。
    不定詞が長い場合、英語では次の「形式主語」の形がよく使われます。

名詞的用法②:形式主語 it + to不定詞

英語では、長い主語を文頭に置くのは不自然とされています。
長い主語を置く場合は
It を「仮の主語」として置き、不定詞を後ろに置く形を使います。

パターン①:It is 形容詞 to 動詞

例文:
It is important to study every day.
→ 毎日勉強することは大切だ。

It is difficult to speak English fluently.
→ 英語を流暢に話すことは難しい。

It is easy to make this dish.
→ この料理を作るのは簡単だ。

パターン②:It is 形容詞 for 人 to 動詞
→ 誰がその動作をするのか

例文:
It is important for you to practice.
→ あなたが練習することは大切だ。

It is dangerous for children to play here.
→ 子どもたちがここで遊ぶのは危険だ。

It is natural for him to be angry.
→ 彼が怒るのは当然だ。

パターン③:It is 形容詞 of 人 to 動詞
→ 人の性質・評価を表す

例文:
It is kind of you to help me.
→ 手伝ってくれるなんて、あなたは親切だ。

It was careless of him to forget the meeting.
→ 会議を忘れるなんて、彼は不注意だった。

It was rude of her to say that.
→ あんなことを言うなんて、彼女は失礼だった。

名詞的用法③:目的語になる to不定詞

いくつかの動詞は、目的語として不定詞をとります
よく出てくる動詞をピックアップしているので
1つずつ確認していきまましょう!

want to do(〜したい)

I want to go home.
→ 家に帰りたい。

She wants to be a doctor.
→ 彼女は医者になりたい。

They want to visit Canada.
→ 彼らはカナダを訪れたいと思っている。

hope to do(〜したいと願う)

I hope to see you again.
→ またあなたに会いたいと願っています。

He hopes to study abroad.
→ 彼は留学したいと願っている。

We hope to win the game.
→ 私たちは試合に勝ちたいと願っている。

decide to do(〜することを決める)

I decided to quit my job.
→ 仕事を辞めることに決めた。

She decided to join the club.
→ 彼女はその部活に入ることを決めた。

They decided to move to Tokyo.
→ 彼らは東京に引っ越すことを決めた。

plan to do(〜する予定だ)

I plan to visit Kyoto next month.
→ 来月、京都を訪れる予定だ。

She plans to start a new project.
→ 彼女は新しいプロジェクトを始める予定だ。

We plan to have a meeting tomorrow.
→ 私たちは明日会議をする予定だ。

try to do(〜しようとする/〜しようと努力する)

I will try to finish this report today.
→ 今日このレポートを終わらせるように頑張る。

She tried to open the door.
→ 彼女はドアを開けようとした。

learn to do(〜できるようになる/〜の仕方を学ぶ)

I learned to swim when I was five.
→ 5歳のときに泳げるようになった。

She is learning to play the piano.
→ 彼女はピアノの弾き方を習っている。

promise to do(〜すると約束する)

He promised to call me.
→ 彼は電話すると約束した。

She promised to help us.
→ 彼女は私たちを手伝うと約束した。

like / love / hate to do(〜することが好き/嫌い)

I like to read books.
→ 本を読むことが好きだ。

She loves to sing.
→ 彼女は歌うことが大好きだ。

He hates to wait.
→ 彼は待つことが嫌いだ。

名詞的用法④:補語になる不定詞

次に、不定詞が 補語(C)になるパターンを確認しましょう。
このパターンでは、不定詞が be動詞 の直後に来ます。

例文:
My dream is to be a teacher.
→ 私の夢は先生になることです。

His job is to teach math.
→ 彼の仕事は数学を教えることです。

Our goal is to win the championship.
→ 私たちの目標は優勝することです。

The problem is to find a solution.
→ 問題は解決策を見つけることだ。

名詞的用法⑤:動詞+目的語+不定詞

「人に〜してほしい/〜させる/〜するように言う」という意味を表すとき
動詞+目的語(人)+不定詞の形が使われます。
※名詞的用法③:目的語になる to不定詞とは意味が異なるので注意しましょう。

want 人 to do(人に〜してほしい)

I want you to help me.
→ あなたに手伝ってほしい。

She wants him to come to the party.
→ 彼女は彼にパーティーに来てほしいと思っている。

They want their son to study abroad.
→ 彼らは息子に留学してほしいと思っている。

tell 人 to do(人に〜するように言う)

He told me to wait here.
→ 彼は私にここで待つように言った。

She told her brother to be quiet.
→ 彼女は弟に静かにするように言った。

ask 人 to do(人に〜するよう頼む)

I asked him to open the window.
→ 私は彼に窓を開けてくれるよう頼んだ。

She asked me to call her later.
→ 彼女は私に後で電話するよう頼んだ。

allow 人 to do(人が〜するのを許す)

My parents allowed me to go abroad.
→ 両親は私が海外に行くのを許してくれた。

The teacher didn’t allow us to use our phones.
→ 先生は私たちが携帯を使うのを許さなかった。

expect 人 to do(人が〜すると思う/期待する)

I expect him to finish the work soon.
→ 私は彼がすぐにその仕事を終えると思っている。

They expect their team to win.
→ 彼らは自分たちのチームが勝つと期待している。

encourage 人 to do(人に〜するよう励ます)

She encouraged me to try again.
→ 彼女は私にもう一度挑戦するよう励ましてくれた。

名詞的用法⑥:疑問詞+to不定詞

「何を〜すべきか」「どこへ〜すべきか」 を表すときに使う形です。

⭐ what to do(何をすべきか)

⭐ how to do(どうやって〜するか)

⭐ where to go(どこへ行くべきか)

⭐ when to start(いつ始めるべきか)

⭐ which to choose(どれを選ぶべきか)

例文:
I don’t know what to do.
→ 何をすべきか分からない。

Please tell me how to use this machine.
→ この機械の使い方を教えてください。

He can’t decide where to go.
→ 彼はどこへ行くべきか決められない。

We are thinking about when to start the project
→ 私たちはいつそのプロジェクトを始めるべきか考えている。

She is not sure which to choose.
→ 彼女はどれを選ぶべきか確信が持てない。

名詞的用法の否定:not to 動詞

名詞的用法の不定詞を否定するときは not to になります。

例文:
I decided not to go.
→ 行かないことに決めた。

He promised not to tell anyone.
→ 彼は誰にも言わないと約束した。

Try not to be late.
→ 遅れないようにしなさい。

名詞的用法でよくある間違い

  • to の位置を間違える
    × I decided to not go.
    → 否定の形が間違っている
    I decided not to go.
  • 動詞+人+to不定詞の意味
    I want you to play tennis.
    → 私はあなたにテニスをしてほしい。
  • 疑問詞+to不定詞の語順
    I don’t know what to do.
    → 何をすべきか分からない。

まとめ:名詞的用法の不定詞のポイント

  • 「to + 動詞の原形」が 「〜すること」という名詞の働きをする
  • 主語・目的語・補語のように文の要素になるタイプ
  • 形式主語構文・動詞+人+to不定詞・疑問詞+to不定詞のようなタイプ
  • 本質は「動作そのものを1つの名詞として扱う」こと
  • 否定形は ”not to+動詞原形”

いかがでしたか?
不定詞の名詞的用法について少しでも皆さんの学習の手助けになれば嬉しいです。
他にも文法の記事はありますので、ぜひご覧ください!

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