(※名詞・形容詞・副詞の3用法は別記事で詳しく解説しています)
名詞的用法についてはこちら
形容詞的用法についてはこちら
副詞的用法についてはこちら
不定詞(to + 動詞の原形)は中学英語から登場する単元で
高校英語ではさらに深い意味・文法的性質を持つ重要単元です。
しかし、「結局どういうものなのか」が曖昧になりがちです。
この記事では、
中学英語 → 高校英語の順に段階的に理解できるように、
不定詞の本質・形・意味・使い方を丁寧に解説します。
【中学英語】不定詞の基本をやさしく理解する
不定詞は「to + 動詞の原形」
まずは不定詞の形から確認しましょう。
to + 動詞の原形
to study / to eat / to go / to play / to read / to watch など
I want to eat ice cream.
→ アイスクリームを食べたい。
I decided to go home.
→ 家に帰ることに決めた。
I need to study math today.
→ 今日は数学を勉強する必要がある。
不定詞は「1つのかたまり」として考える
不定詞は
to + 動詞の原形で1つのかたまりとして考えましょう。
I like to read.
→ 読むことが好き。
He started to run.
→ 彼は走り始めた。
She forgot to bring her notebook.
→ 彼女はノートを持ってくるのを忘れた。
中学英語で学ぶ不定詞の3つの意味
- 名詞的用法(〜すること)
- 形容詞的用法(〜するための)
- 副詞的用法(〜するために)
⭐名詞的用法
To study English is fun.
→ 英語を勉強することは楽しい。
I want to play soccer.
→ サッカーをすることがしたい。
⭐形容詞的用法
I need a pen to write with.
→ 書くためのペンが必要だ。
This is a book to read.
→ これは読むための本だ。
⭐副詞的用法
I went to the store to buy milk.
→ 牛乳を買うために店へ行った。
He got up early to catch the train.
→ 電車に乗るために早起きした。
不定詞の基本重要ポイント
× I want to well play tennis.
→ to の後ろには動詞を置きましょう!
〇 I want to play tennis well.
→ 私はテニスを上手くプレイしたい。
× to went
→ to の後ろは必ず動詞の原形です。
過去形や三単現の s はつきません!
〇 to go
→ このように原形にしましょう。
× I want eat.
→ to の省略は出来ません。
※ want+名詞=「~が欲しい」
例:I want this watch.
→ 私はこの腕時計が欲しい。
〇 I want to eat.
→ 私は食べたい。
【高校英語】不定詞の本質・構造・意味を深く理解する
ここからは高校英語の内容です。
「〜すること/〜するために」よりも深いところを確認していきましょう。
不定詞の本質:to は「目的」を表す
I went to the store to buy milk.
→ 牛乳を買うために店へ行った。
「買う」という目的ですね。
He opened the window to get fresh air.
→ 新鮮な空気を入れるために窓を開けた。
「入れる」という目的ですね。
この「目的」のイメージを不定詞の基本の1つとして持ちましょう。
不定詞は「未来志向」の意味を持つ
不定詞はこれから起こる行動・意図・目的 を表すことが多いです。
シンプルに「未来」のイメージを持ってみてください。
「(これから)~することを○○する/した」という感じです。
I hope to see you again.
→ また会いたい(未来の願望)
(これから)会うことを望む。
He decided to study abroad.
→ 留学することを決めた(未来の行動)
(これから)留学することを決めた。
She plans to visit Canada next year.
→ 彼女は来年カナダを訪れる予定だ。
(これから)訪れることを予定している。
不定詞の「意味上の主語」:誰がその動作をするのか
不定詞には意味上の主語をつけられます。
for + 人 + to + 動詞
→ 「人が〜すること」
It is important for you to practice.
→ あなたが練習することは大切です。
This book is easy for children to read.
→ この本は子どもたちが読むのに簡単です。
It is dangerous for him to drive at night.
→ 彼が夜に運転するのは危険だ。
不定詞の否定:not の位置に注意
I decided not to go.
→ 行かないことに決めた。
Try not to be late.
→ 遅れないようにしなさい。
He promised not to tell anyone.
→ 彼は誰にも言わないと約束した。
不定詞の完了形:to have + 過去分詞
不定詞の動作が過去(前)に起きたことを表します。
不定詞を使って「過去」の事を表したいときは
→ to have+過去分詞
I’m sorry to have kept you waiting.
→ お待たせしてすみません。
He seems to have lost his wallet.
→ 彼は財布をなくしたようだ。
She is happy to have passed the exam.
→ 彼女は試験に合格して嬉しい。
不定詞の受動態:to be + 過去分詞
受動態・受け身の意味を表します。
不定詞を使って「受動」の意味を表したいときは
→ to be+過去分詞
He wants to be invited to the party.
→ 彼はパーティーに招待されたい。
I have homework to be done.
→ やられるべき宿題がある(=やるべき宿題)
She hopes to be chosen for the team.
→ 彼女はチームに選ばれたいと思っている。
不定詞を目的語にとる動詞【重要】
よく出る動詞
She promised to help me.
→ 彼女は手伝うと約束した。
He refused to answer the question.
→ 彼はその質問に答えるのを拒んだ。
They agreed to work together.
→ 彼らは一緒に働くことに同意した。
不定詞と動名詞の違い
- to do:未来志向・これからの行動
- doing:経験・習慣・一般的な行為
不定詞 → 未来イメージ
動名詞 → 過去イメージ
例文: remember
Remember to lock the door.
→ ドアに鍵をかけるのを忘れないで。
(=鍵をかけることを覚えていて→忘れないで)
I remembered to call her.
→ 彼女に電話するのを覚えていた。
(=ちゃんと電話した)
I remember calling her.
→ 彼女に電話したことを覚えている。
(=電話をした記憶がある)
例文: forget
I forgot to send the email.
→ メールを送るのを忘れた。
(=その行動をすることを忘れた)
I forgot sending the email.
→ メールを送ったことを忘れた。
(=その行動をしたことを忘れた)
例文: stop
※stopは不定詞・動名詞で意味が大きく変わります。
I stopped to take a picture.
→ 写真を撮るために立ち止まった。
(=「撮る」という目的)
I stopped taking a picture.
→ 写真を撮ることをやめた。
(=「撮る」という行為の中止)
3用法の概要
不定詞には3つの働きがあります。
- 名詞的用法(〜すること)
- 形容詞的用法(〜するための)
- 副詞的用法(〜するために/〜して)
各用法について詳しくは別記事がありますのでご覧ください。
名詞的用法についてはこちら
形容詞的用法についてはこちら
副詞的用法についてはこちら
不定詞のポイント
- 不定詞は to + 動詞の原形
- 動作を 名詞・形容詞・副詞 に変える
- to は「目的」のイメージ
- 不定詞は未来志向
- 意味上の主語(for + 人 + to)が重要
- 完了形・受動態など発展形もある
- 3用法(名詞的・形容詞的・副詞的)
不定詞の本質を理解すると、英文読解も英作文も一段階レベルアップしますよ。
いかがでしたか?
不定詞について皆さんの学習の手助けになれば嬉しいです。
他にも文法の記事はありますので、ぜひご覧ください!
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