「副詞節」という言葉を見聞きしたことはありますか?
節の中の1種類で、文章に詳しい説明を加えるものです。
because, although, if, when, before, after, so that, as if
といった比較的見慣れた単語が多い一方で、
- 名詞節・形容詞節との違い
- 文のどこを修飾しているのか
- 接続詞ごとのニュアンスの差
- 時制や語順のルール
が曖昧なままになりがちです。
副詞節とは「文全体の状況や理由・条件などを説明するかたまり」
というポイントを基に1つずつチェックしていきましょう!
この記事では、副詞節の正体・種類・働きを、 構造から理解できるように 丁寧に解説します。
※「時・条件の副詞節」については別記事で扱っているため、ここでは概要にとどめます。
時・条件の副詞節の記事はこちら
副詞節とは「文を修飾する節」
まず大枠から。
- 名詞節:文が名詞として働く(主語・目的語など)
- 形容詞節:名詞を修飾する節(関係代名詞など)
- 副詞節:動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾する節
副詞節は、 「いつ・どこで・なぜ・どのように・どんな条件で」 といった情報を付け足す役割を持ちます。
例:
I went home because I was tired.
→ 疲れていたので、私は家に帰りました。
- 主文:I went home.
(私は家に帰った) - 副詞節:because I was tired.
(なぜ? → 理由)
このように、副詞節は状況や理由を説明する存在です。
副詞節の位置:前にも後ろにも置ける
副詞節は、文頭にも文末にも置くことができます。
文末に置くパターン
I went home because I was tired.
→ 疲れていたので、私は家に帰りました。
文頭に置くパターン
Because I was tired, I went home.
→ 疲れていたので、私は家に帰りました。
どちらも意味は同じですが
文頭に置く場合は記号( , )を忘れないようにしましょう。
副詞節の主な種類
副詞節は、意味ごとに分類すると理解しやすくなります。
「時・条件の副詞節」については別記事で詳しく解説しているので、
ここではそれ以外を中心に見ていきます。
時・条件の副詞節の記事はこちら
理由の副詞節:because / since / as
※because / as / since はどれも理由を述べるものとして使われます。
基本的に大きな違いはありませんが、それぞれのニュアンスの違いも載せています。
興味のある方はご参考いただければと思います。
なお、正確な情報を書くためにCambridgeDictionaryを参考にさせていただきました。
参考ページ:As, because or since ? – Grammar – Cambridge Dictionary
because
理由を述べるための基本的な語です。
as/sisnceよりもよく使われる傾向にあります。
becauseを使用すると、理由(青色下線部)に焦点が当たります。
疑問文において、話者が理由の提示をする場合はbecauseを使用します。
I stayed home because I was sick.
→ 具合が悪かったので、家にいました。
He was late because he missed the bus.
→ バスに乗り遅れたので、彼は遅刻しました。
since
理由よりも結果(黄色下線部)に焦点が当たります。
becauseよりもフォーマルな語です。
Since you’re here, let’s start the meeting.
→ あなたが来ているので、会議を始めましょう。
Since she had no time, she didn’t join us.
→ 時間がなかったので、彼女は参加しなかった。
as
理由よりも結果(黄色下線部)に焦点が当たります。
becauseよりもフォーマルな語です。
As it was raining, we stayed inside.
→ 雨が降っていたので、私たちは中にいました。
As he was hungry, he ate a sandwich.
→ お腹がすいていたので、彼はサンドイッチを食べた。
譲歩の副詞節:although / though / even though / even if
「〜だけれども」「〜にもかかわらず」を表すのが譲歩の副詞節です。
although / though
Although he is young, he is very responsible.
→ 彼は若いけれども、とても責任感があります。
Though it was cold, we went out.
→ 寒かったけれども、私たちは外出しました。
※though は口語で文末にも置けます
It was hard, though.
→ 大変だったけどね。
even though
She kept running even though she was injured.
→ けがをしていたのに、彼女は走り続けた。
Even though he was tired, he kept working.
→ 彼は疲れていたのに、働き続けました。
even if
even if = 「たとえ〜だとしても」
She will help you even if she is busy.
→ たとえ忙しくても、彼女はあなたを助ける。
Even if it rains tomorrow, I will go.
→ たとえ明日雨でも、私は行きます。
目的の副詞節:so that / in order that
「〜するために」を表す副詞節です。
so that
I left early so that I could catch the first train.
→ 始発に間に合うように、早く出ました。
Speak clearly so that everyone can understand you.
→ みんながあなたの言うことを理解できるように、はっきり話しなさい。
in order that
so thatよりもフォーマルな言い方です。
He turned off the lights in order that the baby could sleep.
→ 赤ちゃんが眠れるように、彼は電気を消した。
He worked hard in order that his family might live comfortably.
→ 家族が快適に暮らせるように、彼は一生懸命働きました。
結果の副詞節:so 〜 that / such 〜 that
「その結果〜」を表す構文です。
so 形容詞/副詞 that …
強調を表す表現なので注意しましょう!
He was so tired that he fell asleep at his desk.
→ 彼はとても疲れていたので、机で寝てしまいました。
She spoke so fast that I couldn’t understand her.
→ 彼女はとても早口だったので、私は理解できませんでした。
such 名詞 that …
It was such a cold day that we stayed inside.
→ とても寒い日だったので、私たちは中にいました。
Ms. White is such a good teacher that everyone likes her.
→ ホワイト先生はとても良い先生なので、みんな彼女が好きだ。
様態・様子の副詞節:as if
「まるで〜のように」を表す表現です。
as if
He talks as if he knew everything.
→ 彼はまるで何でも知っているかのように話します。
(実際には知らない)
She looks as if she is tired.
→ 彼女は疲れているように見えます。
(実際に疲れている可能性もある)
時・条件の副詞節は別記事へ
時・条件の副詞節
(when / before / after / until / as soon as / once / if / unless など)は、
- 未来でも現在形を使う
- 文章のイメージが必要
- if / unless の条件の強さ
など奥が深い分野です。
概要:
- 時の副詞節
when, before, after, until, as soon as, once など - 条件の副詞節
if, unless など - 未来のことでも副詞節側は現在形が原則
詳しい解説・例文は「時・条件の副詞節」の記事 にまとめてあります。
時・条件の副詞節とは何か?についてはこちら
副詞節と文型の関係
副詞節は 文型の「外側」にくっつく情報と考えましょう。
Because he was tired, he went home early.
- 文型:第1文型
he(S)
went(V) - because he was tired
副詞節(理由)=文型の外側から修飾
副詞節は文型を変えません。
あくまで「いつ・なぜ・どんな条件で」を説明するだけです。
つまり、副詞節を除いても文章として成立するんですね。
副詞節のポイントまとめ
- 副詞節とは文全体や動詞・形容詞を修飾する「文のかたまり」
- 名詞節・形容詞節との違いは「何を修飾しているか」で決まる
- 主な意味
時・条件・理由・譲歩・目的・結果・比較・様態 - because / although / so that / as if
などはすべて副詞節を導く接続詞 - 時・条件の副詞節は、未来でも現在形を使うなどルールが多い
副詞節を「文の骨組みに後から情報を足す仕組み」として捉えると、
英文の読み方・書き方が一段階レベルアップします😊
いかがでしたか?
副詞節について皆さんの学習の手助けになれば嬉しいです。
他にも文法の記事はありますので、ぜひご覧ください!
おすすめ記事はこちら
時・条件の副詞節とは?
名詞節とは?
名詞節の if / whether / that について
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