「ここは時・条件の副詞節だから動詞は現在形です」
という説明を受けたことはありますか?
「時・条件の副詞節って何かがわからない。」
「どういうものが時・条件の副詞節なの?」
「動詞の時制が変わるの?」
時・条件の副詞節は、高校英文法の中でも難しいと感じる人が多い単元です。
この記事では、時・条件の副詞節だけに特化し、
「なぜそうなるのか」まで踏み込んだ本質的な解説を行います。
時・条件の副詞節の大原則:未来でも現在形を使う
まず絶対に押さえるべきルールがあります。
時・条件の副詞節では、未来のことでも現在形を使います。
理由:
ハッキリとした理由は明らかではありませんが、さまざまな要因が考えられています。
その1つを紹介します。
「主節で未来を表しているため、
従属節で再度未来表現で書かなくても伝わるから。」
主節というのは文の主となる部分です。
従属節は主節の一部となったり、主節を修飾する節の事です。
例:
I will tell you if Mike comes to our meeting.
→ もしマイクが私たちの会議に来るなら、あなたに伝えます。
赤下線部:主節
青下線部:従属節
では、時・条件の副詞節を用いた例文をさらに見ていきましょう。
例:
I will call you when he arrives.
→ 彼が到着したら、あなたに電話します。
(× when he will arrive)
I will stay here until she comes back.
→ 彼女が戻るまで、私はここにいます。
(× until she will come back)
このように、従属節の動詞は現在形で表すのがルールです!
when:時点を表す副詞節
when は「〜するとき」「〜したとき」を表します
「同時」か「前後」かは文脈で決まります。
例文:
I will go home when I finish this work.
→ この仕事を終えたら、家に帰ります。
Please be quiet when the class begins.
→ 授業が始まるときは静かにしてください。
I was surprised when he called me.
→ 彼が電話してきたとき、私は驚きました。
I was surprised when he called me.
この文章の場合、主節と従属節で過去形になっていますね。
これは主節が「過去形」なので、時制を揃えているからです。
このように、時・条件の副詞節に
「未来形が現在形になる」以外は時制に特別ルールはありません。
before:基準より「前」の動作
before は「〜する前に」という意味を持ちます。
基準となる動作より前に起きる行動を表します。
例文:
Wash your hands before you eat.
→ 食べる前に手を洗いなさい。
I always check my email before I go to bed.
→ 寝る前にメールを確認します。
Think carefully before you decide.
→ 決める前によく考えなさい。
after:基準より“後”の動作
after は「〜した後で」という意味を表します。
例文:
I went home after I finished the meeting.
→ 会議を終えた後、家に帰りました。
※過去形で時制を一致
You can play games after you finish your homework.
→ 宿題を終えたらゲームしていいよ。
until:動作の「終点」を表す
until は「〜するまでずっと」の意味です。
動作が継続し、ここで止まるというイメージが重要です。
例文:
I waited until she arrived.
→ 彼女が到着するまで、私は待ちました。
(=到着する瞬間まで待ち続けた)
※過去形で時制を一致
Stay here until I come back.
→ 私が戻るまで、ここにいなさい。
as soon as:「ある瞬間」に動作が起きる
as soon as は「〜するとすぐに」という意味です。
「ある特定の瞬間に次の動作が始まる」イメージを持ちましょう。
例文:
Call me as soon as you arrive.
→ 到着したらすぐに電話して。
I will start cooking as soon as I get home.
→ 家に着いたらすぐに料理を始めます。
once:条件が「満たされた瞬間」に動作が起きる
once は as soon as に似ていますが、
「条件が満たされれば、その後はずっとそうなる」というニュアンスがあります。
「いったん○○すれば~」という意味です。
例文:
Once you learn the rule, it becomes easy.
→ ルールを覚えれば、簡単になります。
Once he decides something, he never changes his mind.
→ 彼はいったん決めたら、決して考えを変えません。
if:条件の副詞節(未来でも現在形)
if は「もし〜なら」という意味で、条件を表す時に使います。
例文:
If it rains tomorrow, we will stay home.
→ 明日雨なら、家にいます。
If you need help, let me know.
→ 助けが必要なら言ってください。
unless:if の否定版(〜しない限り)
unless は 「~しない限り」という意味です。
つまり、「もし~でなければ」という if の否定のようなものですね。
例文:
I won’t go unless he comes with me.
→ 彼が一緒に来ない限り、私は行きません。
You can’t enter unless you have a ticket.
→ チケットがないと入れません。
時・条件の副詞節で注意すべきポイント
will を使ってしまう
× I will call you when he will arrive.
→ 文法的に誤りです。
will は使わずに、未来形は現在形で書きましょう。
過去形で書くべきところを現在形で書いてしまう
× I stayed until he comes.
→ 時制が不一致です。
主節が過去形なので、従属節も過去形を使いましょう。
過去を表す時は過去形、
過去と、それより前を表すなら
大過去(過去完了)にしましょう。
once と as soon as の違い
once は条件が満たされれば、その後はずっとそうなるイメージ、
as soon as は特定の瞬間に次の動作が始まるイメージです。
unless を否定の意味でとらえない
unless は「〜しない限り」「もし~でなければ」
という否定の意味を持ちます。
否定が含まれる点に注意しましょう。
時・条件の副詞節の頻出表現【例文つき】
- as soon as possible(できるだけ早く)
Please reply as soon as possible.
→ できるだけ早く返信してください。 - the moment / the instant(〜した瞬間)
The moment he saw me, he smiled.
→ 彼は私を見るやいなや微笑みました。
I’ll leave the instant the meeting ends.
→ 私は会議が終わった瞬間に出発します。 - every time(〜するたびに)
Every time I see her, I feel happy.
→ 彼女に会うたびに幸せな気持ちになります。 - by the time(〜する頃には)
By the time he arrived, the movie had started.
→ 彼が到着した頃には、映画は始まっていました。
時・条件副詞節のポイントまとめ
いかがでしたか?
時・条件の副詞節について、少しでも皆さんの学習の手助けになれば嬉しいです。
他にも文法の記事はありますので、ぜひご覧ください!
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