英語の長文が読めない中学生に共通する3つの特徴

中学文法

はじめに|「単語は知ってるのに読めません」

家庭教師として中学生の英語を教えていると、こんな言葉を本当によく聞きます。
「単語はある程度覚えているのに、長文が読めません」
「最初の方は分かるんですけど、途中から頭に入らなくなります」
この相談を受けるたびに、私は内心こう思っています。
「それ、無理もないよな…」と。

なぜなら、多くの中学生は長文を読む準備ができていない状態でいきなり問題に向き合っているからです。
この記事では、家庭教師として実際に感じてきた「長文が読めない中学生に共通する特徴」をできるだけ分かりやすくまとめます。


特徴① 最初から全部理解しようとしている

長文が苦手な生徒ほど、最初の1文目からこうなります。

  • 知らない単語が出てくる
  • そこで止まる
  • パニックになる

ある生徒は1文目で止まってしまい、その後ほとんど読めなくなっていました。
でも話を聞くと、「全部分からないといけないと思っていました」と言うのです。
これはとても真面目な考え方ですが、長文では逆効果です。

私はこう伝えました。「分からない単語があっても、話の流れが分かればOKだよ」
それだけで、読むスピードが少しずつ上がっていきました。


特徴② 主語と動詞を意識していない

長文が苦手な生徒に「今、誰が何をしている話?」と聞くと、
「……分かりません」という答えが返ってくることがよくあります。
単語は拾っているのに、文として見ていない状態です。

そこで私は、長文を読む前に必ずこう聞きます。
「この文の主語はどれ?」「何をしたって書いてある?」

最初は時間がかかりますが、慣れてくると生徒自身が言います。
「誰の/何の話かを意識すると読みやすいです」
長文が読めるようになる第一歩は内容理解よりも構造を見ることだったりします。


特徴③ 日本語にしないまま進んでいる

長文が読めない生徒の多くは、英語を英語のままなんとなく処理しようとしています。
でも途中で、何の話か分からなくなる。英語の読解力がしっかりあれば問題ありません。むしろその場合は英語を英語のままで理解したほうが良いトレーニングになります。しかし基礎の力が育っていない状態では、これはとてつもなく困難です。

ある生徒に、「今の段落、日本語でどういう内容?」と聞いたところ、
「英語をなんとなく読んでいたので、日本語では分かりません」と返ってきました。

そこで私は、1段落ごとにこう言いました。
「細かくなくていいから、日本語で簡単にまとめてみよう」
最初はうまく言えませんでしたが、続けるうちに「だいたい分かる」感覚がつかめてきました。


私が長文指導で大事にしていること

長文が苦手な生徒に対して、私はあまり難しいことは言いません。

意識しているのは、次の3つだけです。

  • 全部分からなくていい
  • 主語と動詞を見る
  • 日本語で確認する

これだけでも、「長文=無理」という意識は少しずつ薄れていきます。100%完璧に読む必要があるのは精読トレーニングや復習の時です。その場合1文ずつ細かく精確に読む解く必要があります。しかし、問題を解く上で大事なのはあくまで大まかな内容と話の流れです。最初から完璧を求めずに徐々にステップアップしていくのが何より大事なのです。


実際にあった変化

長文を避けていた生徒が、ある日こんなことを言いました。
「前より、何の話か分かる気がします」
正解率がすぐに上がらなくても、この一言が出るときは確実に前進しています。
英語の長文は、センスではなく慣れと考え方です。


おわりに|長文が苦手なのは才能の問題じゃない

長文が読めない中学生は決して頭が悪いわけでも、努力が足りないわけでもありません。
ただ、読み方を知らないだけのことがほとんどです。

このブログでは中学生・高校生の英語について、家庭教師として実際に感じたことをできるだけ分かりやすく書いています。英語学習について悩んでいる全ての方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。

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