はじめに|「やっているのに伸びない」生徒が多すぎる
家庭教師として中学3年生の英語を教えていると、ほぼ毎年、同じ悩みを聞きます。
「単語も文法もやっているのに、点数が上がりません」
「ワークは終わっているのに、テストになるとできません」
実際、昨年度私が担当した中3の生徒のうち、最初の定期テストで平均点を超えられなかった生徒は4割ほどいました。
でも不思議なことに勉強時間を大きく増やさなくてもあるポイントを変えただけで、3か月後には10〜20点以上伸びた生徒が何人もいます。
この記事では、家庭教師として実際に指導してきた中で見えてきた
「中3英語が伸びない本当の原因」と、効果があった対処法をまとめます。
よくある勘違い|私自身も最初は間違えていました
最初に正直に言うと、私自身も家庭教師を始めた頃はこんな考え方でした。
実際多くの生徒も同じように勉強しています。
ワークを何周もして、単語テストもそれなりにこなしている。
それなのに、テストでは思ったほど点数が取れない。
これは努力不足ではなく、勉強の方向がズレていることが原因でした。
原因① 文法を「使える形」で理解していない
一番多かった原因がこれです。
生徒に「この文、どうしてこの答えになるの?」と聞くと、
「ルールだから」
「そう習ったから」
という答えが返ってきます。
つまり文法を暗記して覚えているだけで、実際の問題でどう使うかが分かっていません。
ある生徒は、現在完了と過去形の問題で毎回ミスしていました。
そこで私は文法用語の説明を一度やめて、
「この文、日本語だといつの話?」
「“今”と関係ある?」と、英文の意味そのものを一緒に確認しました。
すると、「それならこっち」と自分で正解を選べるようになったのです。
原因② 英文を読む前の「日本語処理」が弱い
次に多かったのが、日本語での理解が追いついていないケースです。
長文問題で、単語はある程度知っているのに読めない生徒に、
「今、何の話をしてる?」と聞くと、
「……分かりません」となることがよくあります。
実は、主語(誰が/何が)・動詞(どうしている)を取らずに単語を順に追っているだけ、という生徒がとても多いです。
そこで私は、必ず生徒に以下の2点を確認しました。
この作業を入れるだけで、「長文が怖くなくなった」と言う生徒が増えました。
原因③ 復習が「作業」になっている
勉強量は足りているのに伸びない生徒ほど、復習のやり方に共通点があります。
つまり、分かったつもりで止まっています。
ある生徒には、「間違えた理由を説明できる?」と聞きました。
すると、答えられませんでした。
そこで復習を、
を言葉にする形に変えました。
それだけで、同じミスは明らかに減っていきました。
実際に効果があった指導法|1回の授業で変えたこと
私が意識して変えたのは、教える量を増やすことではありません。
たとえば授業中、私が説明する代わりにこう聞きます。
「この文、何の話?」
「じゃあ、答えはどっちが自然?」
最初は戸惑っていた生徒も、数回で考え方が変わりました。
「前より英語の問題が分かる」
「選択肢を理由で選べる」
こうした反応が増え、結果として点数にもつながっていきました。
成果として見えた変化
もちろんこの方法ですべての生徒が伸びるわけではありません。
他の方法や自己流が向いている生徒もいます。
ですが、私が担当した生徒の多くは、
といった変化が見られました。
保護者の方から「英語の勉強で悩む時間が減りました」と言われたこともあります。
おわりに|中3英語は「やり方」で変わる
中学3年生の英語は、
量よりも考え方が結果を左右します。
もし、「頑張っているのに伸びない」と感じているなら
やり方を一度見直す価値はあります。
このブログでは、他にも中学生・高校生の英語学習について、家庭教師の立場から実例ベースで書いていく予定です。
同じような悩みを持つ方のヒントになれば嬉しいです。

