「増える・減る」ではなく「つながり」を考える単元
比例を学んだあとに反比例が出てくると、多くの生徒がこう感じます。
なんか急に難しくなった
グラフの形が気持ち悪い
どう考えればいいか分からない
直線じゃないこのグラフを理解することができない
家庭教師をしていても、反比例は最初の大きな壁の一つです。ですが実は、反比例こそ「考え方」が一番大切な単元だと感じています。
ただただ公式とグラフの形を暗記しようとしていませんか?反比例をただ公式で覚えようとすると、この先ずっと苦しくなります。
反比例のいちばん大切な考え方
反比例の本質は、とてもシンプルです。xとyを掛け算すると、いつも同じ数になるこの考え方を、何度も何度も意識してほしいです。
y=a/xという式を見た瞬間に、
分数だから難しい
と思ってしまう人が多いですが、本当に大切なのは形ではありません。考え方なのです!
「どちらかが増えると、もう一方はどうなるか」
反比例では、
- xが大きくなる
- yは小さくなる
この関係が必ず成り立っています。でも、ここで止まってしまうと不十分です。
なぜそうなるのかを、掛け算の視点で考えてみてください。
掛け算が一定という感覚をつかむ
たとえば、x×y=12だとします。
xが2なら、yは6
xが3なら、yは4
xが6なら、yは2
どの組み合わせでも、掛け算すると必ず12になります。この「縛り」があるから、
- 片方が増える
- もう片方は必ず減る
という関係が生まれるのです。
比例とのいちばん大きな違い
比例では、増え方が決まっているという考え方が大切でした。
反比例では、掛け算の結果が決まっているという考え方が軸になります。
ここを混ぜてしまうと、反比例は一気に分からなくなります。
グラフの形が不思議に見える理由
反比例のグラフは、比例のような一直線ではありません。
でもそれは、いい加減な形をしているからではなく、どの点でも掛け算が同じになるというルールを、正直に表している結果です。
グラフは、式の意味を絵にしたものです。
家庭教師としてよく聞かれる質問
反比例でよく聞かれるのが、
なんで原点を通らないんですか?
という質問です。これはとても良い質問です。xが0になると、掛け算が成り立たなくなります。
つまり、0は使えないこれも反比例の大切な特徴です。
表・式・グラフは全部つながっている
反比例でも、
- 表
- 式
- グラフ
はすべて同じことを別の形で表しています。どれか一つだけで考えず、
掛け算は一定か?
と自分に問いかけながら見てください。
反比例は「暗記」が一番危険な単元
反比例ほど、公式を覚えただけでは解けない単元はありません。
なぜなら、問題は必ず「考えさせる形」で出てくるからです。
まとめ:数学は考え方で決まる
反比例で本当に大切なのは、xとyの関係をどう見るかです。
- 増え方を見るのか
- 掛け算を見るのか
ここを切り替えられた人は、確実に数学が楽になります。
数学は暗記だけではいけない。反比例は、「考える数学」の入口です。


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