お金と単価の文章題と向き合う話
お金の文章題って、ちょっと不思議な単元だと思いませんか。速さよりも身近で、毎日の生活でも使っているのに、テストになると急に難しく感じる。
家庭教師をしていると、この単元で手が止まる中学1年生に本当によく出会います。
計算は合っている気がするんです
でも答えが合わないんです
見直しても、なぜ合わないかが分からないんです
そんなふうに、少し不安そうな顔でノートを見せてくれることが多いです。この記事を読んで、そういった不安から解消されるヒントを手にしてください!
お金の問題で一番大事なのは「1つ分」を意識すること
お金の文章題で、一番大切な考え方は何だと思いますか。それは、「1つ分はいくらか」をはっきりさせることです。
- 1個あたり
- 1本あたり
- 1冊あたり
これが、いわゆる「単価」です。普段の買い物では自然にできているのに、問題になると急に分からなくなる。
それは、文章を読んだ瞬間に「式を立てなきゃ」と焦ってしまうからです。
つまずく生徒ほど、全部を一気に考えようとする
家庭教師として見ていると、つまずく生徒には共通点があります。
それは、
・単価
・個数
・合計金額
この3つを、一度に頭の中で処理しようとすることです。でも、これはかなり大変です。
だから私はよく、
今、1個の話をしている?
それとも全部の話?
と声をかけます。この一言で、「あ、今ぐちゃぐちゃだった」と気づく生徒は本当に多いです。
まずは「何が変わらないか」を探そう
速さの文章題でもお話ししましたが、お金の問題でも最初にやることは同じです。
この問題でずっと同じなのは何だろう?
- 1個の値段が同じ
- 合計金額が決まっている
- 個数が変わる
ここを見つけるだけで、問題は一気に読みやすくなります。
焦って式を書かなくていい。考える時間を取っていいんです。
実は、比例と反比例のかたまり
お金の文章題は、比例・反比例がぎゅっと詰まっています。
- 単価が同じ → 個数と金額は比例
- 合計が同じ → 単価と個数は反比例
たとえば、同じお金で買うなら値段が高くなるとどうなる?
当然、買える数は減ります。
こうやって言葉にすると、とても自然ですよね。この言葉だけ聞くと、反比例だということがすぐに理解できると思います。
家庭教師として「惜しいな」と思う瞬間
式も合っている。計算もできている。それなのに間違えてしまう。
そんなとき、原因はだいたい一つです。
1つ分の話と全部の話が途中で入れ替わっている
だから私は、
今の数字は1個分?それとも合計?
と、何度も確認します。
ここがはっきりすると、間違いはぐっと減ります。
図や表は「考えるための味方」
考えがまとまらないときは、無理に頭だけでやろうとしないでください。
- 1個
- ○個
- 合計
これを簡単に書くだけで、頭がすっと整理されます。
上手な生徒ほど、必ず紙を使っています。書くことは、考えることです。面倒くさいとさぼってしまいがちですが、必ず意識して書くようにしましょう!
解けたかよりも、身につけてほしいこと
お金の文章題で一番大切なのは、答えが合ったかどうかではありません。
次に似た問題を見たときどう考え始めるかです。
公式だけで解いた問題は、少し形が変わると止まってしまいます。でも、
- 1つ分を意識する
- 変わらないものを探す
- 比例か反比例か考える
この流れが身につけば、問題は怖くなくなります。
まとめ:お金の問題は「考える練習場」
お金の文章題は、ただの計算問題ではありません。
考える練習をするための問題です。
うまくいかなくても大丈夫。時間がかかっても大丈夫。
大切なのは、考えようとしているかどうか。
数学は暗記だけではいけない。
お金の文章題は、それを一番実感できる単元だと私は思っています。



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