数学に悩むお子さまを支える保護者の方へ
「家では勉強しているはずなのに、数学の成績が伸びない」
「計算はできるのに、テストになると点が取れない」
「どう声をかければいいのかわからない」
お子さまの数学について、このように感じたことはありませんか。
私はこれまで、個別指導塾で中学・高校数学を2年間、
東進衛星予備校で6年間、受験指導や質問対応に携わる中で、
私は本当に多くの保護者の方から、同じ悩みを聞いてきました。
まず最初にお伝えしたいのは、その悩みは決して特別なものではないということです。
「できない」の正体は、能力ではないことがほとんどです
数学が伸び悩んでいるお子さまを見ると、
「理解力が足りないのでは」「努力が足りないのでは」
と感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、現場で多くの生徒を見てきた立場から言えるのは、
数学が苦手な原因のほとんどは、能力ややる気ではありません。
基礎問題や計算問題はできるのに、
文章題や模試、少しひねられた問題になると手が止まる。
これは、非常によくあるケースです。
数学で本当に大切なのは「思考の過程」です
数学というと、
「正解か不正解か」「速く解けたかどうか」が注目されがちです。
しかし、本当に大切なのはそこではありません。
数学の力を伸ばすうえで一番重要なのは、
答えにたどり着くまでに、どれだけ考えているかです。
・なぜこの式を使うのか
・どこから情報を読み取るのか
・今、自分は何を手がかりに考えているのか
こうした「思考の過程」を積み重ねることで、
初めて応用問題や初見の問題に対応できる力が育ちます。
間違えることは、決して悪いことではありません
保護者の方が心配される中で、
「間違えないように」「正しい解き方を覚えてほしい」
という気持ちが強くなるのは、とても自然なことです。
ですが、数学においては
間違えること自体が、成長の材料になります。
むしろ、
・なぜその考え方をしたのか
・どこで行き詰まったのか
・何が分かっていなかったのか
を一緒に振り返ることができれば、
その間違いは次につながる大きな一歩になります。
ご家庭でできる、ひとつの大切な関わり方
もしお子さまが数学の問題で悩んでいたら、
すぐに答えや解き方を教える前に、こんな問いかけをしてみてください。
「どこまでは分かっている?」
「何が分かれば、次に進めそう?」
「どう考えようとしていたの?」
これらはすべて、「考えること」を促す声かけです。
正解を引き出す必要はありません。
考えようとしている姿勢を認めてもらえるだけで、
子どもは安心して思考を続けることができます。
このブログについて
このブログは、数学に悩む生徒本人だけでなく、
お子さまを支える保護者の方にも、数学の見方を共有したいという思いから立ち上げました。
・なぜこの問題は難しく感じるのか
・どこで思考が止まりやすいのか
・どんな順序で理解を積み上げればいいのか
こうしたことを、できるだけわかりやすく解説していきます。
数学は、正しく「考える経験」を積めば、必ず伸ばすことができる教科です。
このブログが、お子さまの学習を見守る中での不安を少し軽くし、
前向きな関わり方を見つけるきっかけになれば幸いです。



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